保育内容


「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え。
連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり。」

親鸞『教行信証』〈所引『安楽集』〉
清流祐津書(2014)


さとうわきこ「ばばばあちゃんの行進」
プリマグラフィ版画 480/74 当園蔵

早朝(7:15~8:00)と長時間・延長保育(16:00~19:15)の時間帯を除いては、どの年齢も各クラスの部屋で担任が保育をしています。
乳児(0~3歳児)は、遊びを中心に一人一人の最大限の発達を保証し、幼児(3~5歳児)は混合年齢構成の中で音楽(わらべうた)描画、文学、環境認識、数、体育の課題を系統的に取り入れ、知的、身体的、情緒的に精神的にも肉体的にも発達した子どもに育つよう努力しています。

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  1. 0・1・2歳児
  2. 3・4・5歳児

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0・1・2歳児

1日の生活(編集中)

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育児担当制

 特定の保育者が、特定の子どもの生活行為「食事・排泄・睡眠」を継続的に援助(育児)します。
「保育者がいつも同じ子どもの世話ができるように、子どもを担当する保育者を決めること」
和地由枝先生 元松の実保育園園長(千葉県)

流れる日課

流れる日課

育児担当制を実現するために、それぞれの子どもの成長段階と生活を考えて、それぞれの子どもの24 時間の日課(時間割)を作成し、また保育者(※複数)にもそれぞれに異なった日課が作られ、それにそった援助(育児)が行われます。この日課を「流れる日課」と私たちは呼んでいます。
クラス内でうまく調整されたこの日課によって、子どもたちは十分な遊び(活動)の時間を確保できます。

▶ 参考「保育環境「時間的環境」~保育における時間を考える」(2015全私保連鳥取大会発表資料)

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室内玩具

 保育環境の三大要素「物」「人」「時間」のうちの一つ、物的要素の重要な物が玩具(おもちゃ)です。並行遊びが中心の低年齢児には、同種類の玩具が複数必要です。児童の視線でしっかりと認識できて、自分で手に取れる位置に配置しておきます。(写真は2023年5月うさぎ組、1歳児3名・2歳児7名)

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乳児わらべうた

 0~1歳児のわらべうたは、基本的には子どもと大人が一対一で歌ってあげる「遊ばせ遊び」です。顔・手・足・ひざなどを使います。羽仁協子は「大人と子どもの対等で深い人間関係作りに果たす役割」と記しています。(写真上は2019年2月、写真下は2023年5月ひよこ組)

乳児ブランコと外階段
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分園

未就園児の園庭開放や育児相談

子育て支援事業

とちの木⇐クリック

編集中

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3・4・5歳児

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継続的異年齢
混合保育
(Continuous different age mixture child care)

各クラスは3・4・5歳児が各8~9名程度、合計25~27名で構成されるように調整しています。3歳児でクラスに入ると、卒園まで同じクラスです。部屋もクラス名も同じです。担任保育者は基本2名で、原則として大幅な移動はありません。(写真は2023年3月くま組)

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環境認識

すでに得た知識や体験を整理し、さらに身の回りの多種多様な環境を探求していきます。大きくは自然分野と社会分野それに数学分野があり、自然分野には人間・植物・動物・物質・季節、社会分野には人間社会・職業・交通などが含まれます。小学校の生活科につながる分野です。(写真は2023年1月ぞう組)

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課業
(theme lesson)

保育者が計画し、ねらいを持って行う20 分程度の学習活動です。参加するかどうかは子どもが自分で決めます。自ら学びに向かう気持ちが育まれ、学習意欲につながります。(写真は2022年12月きりん組)

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毎日体操

心身の発達を助ける身体運動を毎日午前中に15 分程度行います。発達に合わせて全身をバランス良く動かせるように計画してあります。原則として全員が参加します。(写真は2023年4月くま組)

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わらべうた

 日本の民族に伝承したわらべうたを音楽教育の中心に置いています。楽器による伴奏は使わずに、保育者も児童も肉声で歌い遊びます。ハンガリーの高名な作曲家コダイ・ゾルターンの方法がベースにあります。日本コダーイ協会会員 (写真は2022年12月きりん組

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年長活動

年長児のみが3クラス合同で活動することがあります。主に、午後行います。お泊まり保育、市立科学館・防災センター・本願寺神戸別院・神戸港クルーズなどの見学体験、野菜収穫体験、美術作品協同製作など、クラスを横断したグループで行います。

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本堂参拝

 幼児クラスはほぼ月に一度、園から東に徒歩で10分程度の正福寺に参拝します。本堂では「幼児のおつとめ・御文章拝読」の後、焼香をして園長先生のお話を聞きます。わらべ歌で遊ぶこともあります。お下がりのお菓子をいただけます。(写真は2023年5月)

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保小連携研修

 保育園と小学校の教育が一つの架け橋で結ばれることを目標に、2012年から毎年8月に幼児クラスの公開保育研修会を開催しています。八木小学校の先生方をはじめ、教員養成大学の先生や保育園関係者など多くの先生が来られます。(写真は2023年8月の第12回研修会

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ここまで
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食事

給食の方針

子どもたちが、おいしく楽しく食べるには
体や心の育ちにあわせて、食べることが幸福につながるように、時間・食材・食器・机や椅子・介助の方法などを工夫しています。

食べる喜び
特に0~2歳児には、「自分で食べられた!」と満足や喜びを感じられるような、間接的援助を心がけています。
▶ 参考リンク「乳児保育を極める2019」

献立と調理
安全でおいしい給食を目指し、地域の有機栽培農家や商店と連携して、できる限り有機栽培の米・野菜や天然素材の調味料・ダシを使い、和食を中心とした献立を取り入れています。
また、食育についての計画を策定し、食を通じた「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うために、自然の恵みとしての食材料や、それを育て、調理し、食事を整えてくれた人への気持ちなどを大切にしています。

おやつ・献立表

おやつは、手作りおやつを週4回程度提供しています。
食材などが記入された献立表を、毎月月末に翌月の献立表をお配りします。

アレルギー等への対応

アレルギーが疑われる場合、医師の指示に基づいて除去食あるいは代替食で対応致します。
対応できない場合は、お弁当を持参していただく場合があります。
引渡し表等を用いて誤配膳を防止するほか、食事中に誤食が発生しない体制を整えています。